明日29日開催予定をしておりました《君に会いたい3》の直前による延期で色々なことを考えました。
一つ凄く大切なことに気づいたのは、僕自身2017年に音楽活動をリスタートし、今に至るのですがあの頃は《自分がやりたいからやる》《自分が好きな音楽を自分なりに続ける》が目的だったのです。
ところが今回のことがあってとっくに違うんだなと感じました。
誰かの為に歌いたい歌があって、誰かの心を軽くしたくて、誰かの未来に少しでも明るい色を塗れるようなそんな歌が歌いたい気持ちが今は凄く溢れています。
とっくの昔に《自分の為だけ》には頑張れなくなっていたんです。
いつも涙することは、悔しいことは自分一人の問題ではない時だと感じていて、
もしもこれが自分一人で完結するようなものなら悔しさも悲しさもそれほど感じないんだと思う。
そして、誰かの為に歌う音楽だからこそ、あの頃よりも悔しくて、あの頃よりも頑張れるんだと思う。
もう一人の僕は凄く強くて、奥底の方はいつも案外クールで冷静。苛立ちや不安を自分自身の経験と日々勉強している知識の蓄積で制御できるし、解決できる。
ところがKAZUの方は衝動的で、本能的。凄く感情的です。
悔しいことも、悲しいことも落ち込んでしまう時も、また歩き出す力をくれるのもこっちのKAZUだったりします。
そんな二人の自分の存在に気がついたこと、そして頑張れている力はやっぱり応援してくれる人がいること、そして歌を聞いてくれる人がいること
とっくに音楽は自分の為だけではなかったことに気づくことができました。
いつも歌を聞いてくれるみなさん、本当にありがとう。
KAZUの歌に救われているよって言葉で僕が救われています。
これからもどうぞよろしくお願いします。
僕は新しい歌を書き続けることを止めないから。
2020.3.28 KAZU