世の中が様々な状況に陥り、それぞれがそれぞれに色んな想いを抱えて、状況も判断しなきゃならないし決断しなくちゃならない毎日です。
小中高の休校から東京ディズニーリゾートの休園、さまざななイベントの中止。
僕らで言うと小さいライブハウスから大きいライブ会場、舞台や映画の延期や中止が相次いで、卒業式や終業式も中止。
この思いはどこにぶつけたらいいんだろうと憤りを感じながらもかろうじて仕事がある僕は笑えない毎日の中でなんとか笑って過ごしています。
この世の中の情勢の中で自粛モードと呼ばれているこの不安をさらに掻き立てるモードの中で思い出すことは東日本大震災のあの頃です。
あの頃僕は心が壊れてしまったし、歌えなくなってしまったし、何ができるんだろう?何をすればいいんだろう?どんな歌を歌えばいいんだろう。そんなことを考えている中で壊れてしまいました。
今でも抜けないトゲみたいな痛みの原因はただ一つで《行動できなかったこと》でした。
動けなかった自分に物凄く後悔したし、物凄く責めたような気がします。
そして今僕らはそれとは違う状況だけれども、色んな決断を迫られて、色んなことを考えさせられて、改めて自分には何ができるんだろうと考えさせられる毎日と直面しています。
3月29日に開催が決定している村上ユウタとのツーマンライブ《君に会いたい3》は開催する方向で進めています。ユウタと明日緊急mtgすることが決まりました。
僕は、僕らは小さい小さい光の中で一人一人の心に灯火を灯すように歌って、
何か変わりたい、何か変えたい、動きたい強くなりたい。そんな風に思う人のことを音楽で伝えたいと思っています。
2011年3月。何も出来なかった僕はこの9年間ずっと痛くて、この痛みはもう消えないんだろうなって思っていました。
9年たった今、明後日からくしくも同じ3月。
あれから僕は強くなれたんだろうか?
何か変われたんだろうか?
思いは変わらずにいられているんだろうか?
そんな風に思いながら歌うことを即決した僕はやっぱり変わったんだと思う。
普遍的な日常の中にあるそれぞれの思いを歌にしている、そんな最近の非日常の世界の中にすーっと届くような歌を歌おう。
もう逃げないように。もう後悔しないように。
そして僕らの歌を聞いてくれているあなたも後悔させないよ。
共に変わり続けよう。共に頑張ろう。
あの頃本気で救われた歌で救えるものがきっとある。
KAZU
《追伸》
2017年10月、活動再試したあの月にもこんなブログを書いていました。
やっぱりずっとトゲは刺さったままでした。
この痛みはもう消えないから、もっと強くなりたい。
2017年10月 アメブロより。
今日はこの歌をあなたに。
目の前に広がる 受け入れられない現実も
泣きながらでも進まなきゃならない時だってある
一人では生きられない 誰だってそうだよ君だけじゃないよ
辛くても君が笑えるようにこの歌も作ったんだよ