時々思うんだ、君の目には僕が何色に見えているのか。
僕の音楽は君のことを色付けていられたんだろうか、僕の存在はどんな風に君のストーリーに色を加えられたんだろうか。
僕は、あの頃 本気で幸せにするからって言って これまでに何人にその嘘をついてきたんだろう。
0.03mmくらいの薄っぺらい言葉を並べるのはそんなに難しくないし、チープな言葉なんて言おうと思えば何回でも言える。ただただ それは苦しくて かっこよくはないよなって思うだけで、自分ってやつを保つ為に歌を書いて歌を歌う。
何度も何度も真っ直ぐに書いた曲をリフレインしてるんだ。
僕の物語では僕は主演なんだけど、君の物語では僕はどんなキャストなんだろう。街中でストリートライブしている売れてないアーティストなんだろうか、ライブハウスで誰もいない中歌っていく中で 年老いて行くわがままな男なんだろうか、
映画で言ったら ヒーローインタビューをしているレポーターなのか、ただ見ているだけの野次馬なのか。
今夜も まだ誰も知らない歌を書いて、誰も知らない歌を歌いながら 明日は今日より晴れるって信じてる。
まだね、信じてるんです。僕は僕のこと。